日常生活の質を向上させる学びが詰まった武道です

心身統一合氣道とは

心身統一合氣道は、合氣道開祖植芝盛平先生より合氣道十段をいただかれた、藤平光一宗主によって創始された武道です。


「心が身体を動かす(これを「氣の原理」といいます)」ということを最も重要な柱として稽古を行い、心と身体を一つに用いる「心身統一」を学びます。
そして、この心身統一から「私達が本来持っている能力を最大限に発揮する」こと、「相手の心を尊重し導く」ことを同時に学んでいきます。
 
道場での稽古のみならず、これらの学びを日常生活に活かすことが目的です。歩き方、座り方、人付き合い、物事(仕事等)への姿勢など。
その意味で日常そのものが「心身統一」の稽古であり、「自分の持っている能力を最大限に発揮する」、「相手の心を尊重し導く」ことの実践の場でもあるのです。

心身統一の四大原則

心身統一合氣道では、心身を統一するための具体的な「四大原則」があります。

 

一、臍下の一点に心をしずめ統一する
二、全身の力を完全に抜く
三、身体の総ての部分の重みを、その最下部におく
四、氣を出す

 

しかし、この「四大原則」のすべてを行う必要はありません。いずれか一つが備われば、総てが備わることになります。反対に一つがおろそかになれば、総てを失うことになり心身不統一になります。

 

この「四大原則」から自分自身がやりやすいもの、ピンとくるものを選び、体感を通して心身統一を学んでいきます。

統一体

心身を統一した姿勢を「統一体」といいます。この状態は、意識しなくても自然に姿勢が安定している状態、心も身体もリラックスしている状態です。(上記の「四大原則」は、この状態へ導く手かがりとも言えます)

 

この状態は、相手に身体を押されても氣にならず、心も身体も非常に安定しています。
反対に心が乱れている状態ですと、心の状態が身体に影響し、身体が不安定になっています。統一体を通して、目に見えない心の状態を知ることが出来ます。

 

まずこの統一体を学び、さらに合氣道の動きの中でも統一体が維持できるように稽古します。統一体が身につくと、力みが取れて身体が楽に動かせるようになります。(これは、無駄のない美しい立ち居振る舞いにも繋がります)

 

同時に「正しい姿勢(自然体)」が身につき、身体のゆがみを正し、健康体をつくることができます。

心身統一合氣道の五原則

心身統一合氣道には「心身統一合氣道の五原則」があります。

 

一、氣が出ている
二、相手の心を知る
三、相手の氣を尊ぶ
四、相手の立場に立つ
五、率先窮行

 

これは「相手の心を尊重し導く」ことを意味します。

この通りに技を行うことにより、相手を導いて投げることができます。身体の大きさや力の強さに関係ありません。

そのため、幼い子どもから女性、ご年配の方でも稽古ができ、合氣道の稽古を通じて「相手の心を尊重し導く」ことを学びます。

また、この心身統一合氣道の五原則は「人を導く五原則」、「人生の五原則」となり、日常生活において大いに活用することが出来ます。